常識と非常識と「魔女狩り」

凄惨な事故現場からリアルタイムで送られて来る映像にただただた呆然としたあの日
時が経つにつれ増え続ける被害者の数・・・
かの震災から10年、あまりにも見知った土地で起こった大惨事に言葉を失った

事故現場に隣接する工場・市場は操業を止め、全社員で救助に向かったという
ある方はトラックの荷台に負傷者を乗せ病院に走り
またある方は市場中を駆け回り、タオルや氷をかき集めた
「震災体験が役にたちました」
「”人”として当然の事をしたまで」・・・そう語る「普通の市民」の方々
凄惨な事故現場で「今の自分が出来る事」を進んで行った方々には本当に頭が下がる。
「”人”として当然の事」・・・『常識』を知りそれを行った方々がそこにいたのだ

ところがその同時刻に・・・

「そのこと」に関しては朝から夜までマスコミがこれでもかと報道しているので詳しくは書かない
・・・書きたくないし
情けないやら腹立たしいやら悲しいやら、で
彼らのした事(しなかった事)はあまりにも「非常識」で
「呆れてものも言えない」ってのはこういう時に使う言葉なんだなと思う

ただ一連の報道を見てだんだん別の事が気になってきた
「なんと彼らの内の20数人はは大会の後、二次会に行ったんです!」
「実は三次会まであったんです!」
・・・ボーリング場の係員が証言している
呑み屋の、焼肉屋の関係者が証言している
「コースは3,500円の飲み放題だったそうです!」
レポーターが絶叫し、スタジオのコメンテーター氏が眉間に皺を寄せる・・・

「それでいいの?」
確かに彼らの行為は万死に値する行為であり、厳しく糾弾されてしかるべきだ
またJR西の対応が余りに杜撰である為、ガンガン「叩きたくなる」気持ちも良く解る
でも本当にこれで良いのか?
「番組では二次会が行われた店からレシートを入手しました!!」
まるで鬼の首でも獲ったかの様にフリップを指し示すキャスター
以後、彼らが何を飲み食いしたかが語られるのであろうところで私はTVを消した

みんなが知りたい事は
「事故の直接的原因と背景・遠因」
「再発防止対策」
「被害者の方々への補償問題」
「閉塞的企業の体質改善」・・・焼肉の種類じゃない
この「魔女狩り」が終わったら(飽きたら)ちゃんと報道してくれると信じたい


「もっと別の方法があったのでは。もっと上手く動けばもっと多くの方を救えたのでは」
全社員を派遣した工場の責任者の方は自分を責めさえしていた
この言葉を真摯に聞かねばならないと思った

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この記事へのコメント

88
2005年05月16日 18:14
書き込みテスト(^^;

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